ローヤルゼリーとハチミツの違いとは…!?
みなさん、ローヤルゼリーとハチミツの違いをきちんと理解していますか??
しばしば、ローヤルゼリーはハチミツの高級品や加工品だと
勘違いされることがありますが、そうではありません。
ローヤルゼリーとハチミツはミツバチが作り出すという点は同じですが、 多くの点で違うところがありますので、ご紹介していきたいと思います。
作り方の違い
ローヤルゼリーとハチミツは作り方に違いがあります。
まず、「ハチミツ」の方は 、 原料が”花の蜜”のみです。
ミツバチの体内の酵素によって加工されていき、巣の中に貯めていった花の蜜を「ハチミツ」と言います。
働きバチが集めた花の蜜は”蜜胃”と呼ばれる胃の中に貯められ、 巣にいる別の働きバチに口移しで渡します。
その後、 その働きバチが”巣房”に運ばれていきます。
一方、「ローヤルゼリー」は、 ”花の蜜”と”花粉”が原料となっています。
働きバチが花の蜜と花粉を集めてきて、それらを練り上げ団子状にして巣にいる 別の働きバチに渡します。
そして、腐らないように蜜を加え、保存されます。 その団子を生後10日前後の若いハチが食べ、 体内で吸収されていくと、上顎と下顎から 乳白色の液体が分泌されます。
これが「ローヤルゼリー」です。
ミツバチの体内で作られるのは同じですが、 原料も過程も全然違うんですね。
見た目や味の違い
次に、ローヤルゼリーとハチミツの見た目や味の違いについて。
「ハチミツ」は、とろりとした粘り気と濃い甘さが特徴的ですね。
その甘さの秘密は、糖分です。
ハチミツの大部分は糖分で構成され、”自然界で最も甘い蜜”と言われているくらいです。
ハチミツの色は様々で、薄い黄色から褐色までいろんな色があります。
採取する花によって異なってきます。
一方、「ローヤルゼリー」の方は、 乳白色のクリーム状で、ピリピリと沁みるような特徴的な酸味があります。
強烈な酸味の正体は、自然界ではローヤルゼリーにしか含まれないと言われている ”デセン酸”です。
この”デセン酸”がローヤルゼリーに多く含まれれば含まれるほど、酸味が増すそうです。
この酸味のせいで、あまりローヤルゼリーを生で食す人は少ないです。 ですので、サプリメントで調整したローヤルゼリーが多くの人に愛されています。
また、ローヤルゼリーはハチミツと違い、 採取する花によって、色や風味が異なることがほぼありません。
どの花でも乳白色のクリーム状で酸味のあるローヤルゼリーになるのです。
いかがだったでしょうか?? 詳しく見ていくと、ローヤルゼリーもハチミツも全く違いますね。 ローヤルゼリーもハチミツも作れるハチってすごいですね♪